About REDMOON
SHOP CONCEPT
レッドムーンは1993年、創始者 後藤惠一郎が生み出した 「進化するベーシック」を基本コンセプトとしたレザーファッションブランドです。 それまでファッションの脇役でしかなかった財布を「レザーウォレット」の名で世の中に認知させ、主役の座にまで押し上げた先駆者でもあるのです。
このレッドムーンブランド製品のレザー小物製品の多くが職人の手によってハンドメイドにて製作されており、その代表作である「HR-01」は創業から現在までレザーウォレットの頂点として不動の位置を確立しています。
レザー製品を生み出す、一流の職人集団
SHOP CONCEPT
REDMOONブランドオーナー 後藤惠一郎氏が始めた「レッドムーン」。レザークラフト界ならず、ファッション界にも多大な影響を与えるこのブランドは1993年に始まりました。そのブランドオーナーが認め、熟練のレザービルダーを多数擁しているのがレッドムーンブランド製作工房になります。
今や国内屈指となったレザーブランド「レッドムーン」。その皮革製品は熟練職人の技術で製作されています。
職人達は、ブランドオーナー後藤惠一郎氏に認められた上で、皮革製品を製作しています。また、独自の製法と生産システムにより「モノ」を造れる「人創り」と、創り出された「職人(しょくじん)」によるモノ造りによって「進化するベーシック」論をムーブメント化した国内唯一の「ビルダー群」です。 この世でもっとも古く、魅力的で難しい素材「革」を専用の革切りで裁ち切り、刻み、古くは40年前の足踏み型ビンテージミシンで組み、縫いあげます。作業の全工程を一人の職人が責任をもって完成させる事を鉄則とする「プロビルダー」としての掟があるのです。
通常の工場とは一線を博しており、流れ作業などは一切行いません。一人の職人が革の裁断から、縫製、仕上げ、その上梱包まで一貫して責任を持って行うのです。それは、商品にも如実に表れています。
また、単なる工房ではありません。職人が商品のデザインまで行うのです。通常の鞄や財布を作っている工場であればデザイナーを擁しており、デザインする人間と製作する職人は異なります。ですが、革を熟知した職人自らがデザインを行うのです。これもレッドムーンブランド皮革製品の魅力となっているのです。
ここではこれまでに構築してきた独自のシステムとモノ造りへの情熱をもって正直に革と向き合い、手を使い、目を見張り、温もりあるハンドメイドにて人から人へと伝えているのです。
技術 口伝継承
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製作工房には生産に関する生産におけるマニュアルは一切ございません。カリキュラムもないのです。その技術は師から盗用するのが基本であり、技術は口伝継承によって師から弟子へと伝わっています。これは ブランドオーナー 後藤惠一郎氏の経験に基づいています。後藤氏は当時20歳、アメリカへ渡り西部地区の アリゾナ州を訪れた時、革細工をしているネイティブアメリカンの人々に出会っいました。
興味を持ち製作風景を1日中眺めていた後藤氏はそのうちの一人に技術を教えてくれない かと懇願するが知り相手もない外国人にやすやすと教えられる技術ではない為、あっさり と断られてしまいます。それでも諦めきれず毎日通い、自分の目にその技術を焼付け盗用・体得した のです。その後、技術に改良を重ね、技術にまで昇華させました。 これが今も源流として残っており、これに習ってマニュアルやカリキュラムを設けていないのです。一見非効率に思われるこの「口伝継承」、高い技術を維持する為にも不可欠な方法で、これが製作工房の高い技術今も支えているのです。
技術 裁断
クオリティの秘密。それは裁断と縫製に隠されています。
それは手作業であること。ただそれだけなのです。しかしその 手作業には、さらなる“秘密”が隠されています。それが“革切り”“ペダル式ミシン”。
古くなったベルトを想像してください。裁断面はふくらみそこから痛みはじめます。 しかしこのブランドの皮革製品にはそれがないのです。なぜなら、カッターではなく、 革切りという“潰し切る”道具で革を切っている為です。この潰すという意味が“剥離”を防いでいるのです。
この道具は通称"皮切り"と呼ばれている道具で、一般人であればただまっすぐ切ることも難しいぐらい熟練を要する道具になります。ましてや曲線を切りあげることなど至難の業。しかし、高い技術を有する職人たちはこの作業を見事にこなし、製品を造りあげているのです。
技術 縫製
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製作工房ではすべてペダル式ミシンを使用しています。古いものだと40年前のビンテージミシンまであるのです。これは革の部位ごとの「強度差」を職人が身体で感じるためなのです。「強度差」を無視して高い トルクで強引に縫ってしまうと革が裂ける原因になってしまいます。その様に無理な縫製を しない為、革の持っている「素性」に合わせて必要最低限のトルクで縫うことが必要なのです。よくヴィンテージのテイストのために、古いミシンを使うアパレルメーカーがあります。あくまで演出のためにです。ですがここでは違います。革を大切にするために、 革のクオリティを最大に保つために使われるのです。
また、皮革製品を縫い合わせる際、接着剤は使用しません。つまり、完全に張り合わせない、ということです。これにより、革と革はある程度自由に動くことができるのです。外部から応力が加わった場合、完全に張り合わせてしまいますと、その部分が避けてしまいますが、このブランドの皮革製品の場合は糸が切れるだけで済むのです。これにより修理を行うことで永年使用に耐えうる製品を作り上げているのです。
また、一部製品は「手縫い」にて縫製されています。手縫いとはその名の通り、手を使い、針と糸で縫製する技術をさします。革は布帛と違い、堅固な素材ですので針が通りません。そのため、縫製する前に専用の道具を使い、革に穴をあけてから縫製します。その為、時間と手間がかります。
ミシンによる縫製と手縫い。どちらかが優れているということではございません。商品の特性に合わせ、最適な縫製方法にて商品を縫いあげているのです。
技術 仕上げ
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仕上げも非常に手間のかかる作業です。どのような作業かと言うと、革と革を裁断し、縫い合わせた面を専用の道具と糊で磨くのです。これは根気のいる作業で、すべての面を磨くのには手間暇を要します。
※商品の特性により、この作業をあえて行わない商品もあります。
普通、皮革職人というと年配の方を想像すると思いますが、ここの職人たちは 皆一概に若い。現在の年齢層は20~35歳程です。何故でしょうか。それは巷のブランドと違い、メンバーは皆職人であるとともにデザイナーなのです。 これによって機能と見た目という相反するファクターを持つものの融合をも実現しているのです。
今日も製作工房ではクリエイティブな感性を持った若きレザービルダーが 日々精進しています。
技術 修理
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製品の修理は商品製作よりも遥かに高度な熟練した技が求められる作業です。
それは、使用し、変形・摩耗した商品を丁寧に分解し、前と同じ針穴に糸を通す卓越した技術と根気がなければできない作業だからです。
修理の作業は一つの製品を一から製作するよりも手間と時間がかかるものも稀ではありません。
巷にあふれる『贋物』は作って販売したら終わりです。何故なら技術がない上にコストが莫大にかかるからです。
ですがあえてそうはしません。
レッドムーンブランド皮革製品は熟練した職人によって修理も行われています。